澁澤龍彦回顧展

yu-yu-72008-05-30



先日久しぶりに横浜へいってきました。
大好きな「港の見える丘公園」へ行き、にゃんこ達にご挨拶をすませると、
県立神奈川近代文学館へ立ち寄ることにした。「何かやってないかな〜」と思ってさ。
(基本何処へいくのも計画性がない私です。)

すると現在は「澁澤龍彦回顧展」を開催中。てなわけでふらりと入ってみた。


もちろん私は澁澤氏のことは知らないし、入ってから会場を一回りするまで、名前の漢字がよめなくて、

「あ〜この人なんかすごく個性的で面白い人なんだけど、なんて名前なんだろ!!」

と気になってばかり(汗)(正解はシブサワさんでした)



会場は割とこじんまりとしてましたが、澁澤氏がどんな方だったのかは十分伝わりました。

入り口を入ると、直ぐに「四谷シモン」氏(この方もいままで知らない方でした。)のインパクトのある(裸んぼうのちょっと怖い少女)人形が!!それだけでもかなり黒いイメージのサロン。(ちなみに私は黒い感じが嫌いではない。)
澁澤氏が四谷氏と親交があり、シモン氏の作品をコレクションの一つとしていたようです。



簡単に説明すると、澁澤龍彦氏とは、

フランス文学者、エッセイスト、小説家、翻訳家と多才なお方。

本名は澁澤龍雄。

ジョルジュ・バタイユマルキ・ド・サドの翻訳、紹介者として知られる。(黒いわけだ、、、)

晩年は小説を発表するようになり、遺作となった『高丘親王航海記』は第39回読売文学賞を受賞した。昭和40年代に鎌倉に移り住む。1987年に病院で読書中に頚動脈瘤破裂のため死去する。戒名は文光院彩雲道龍居士。墓は浄智寺にある。


著書はよんだことないけど、独特の世界観をもっていて、コレクションや美的感覚には共感できるものもありました。(ちょっと黒いけどね)


世の中には色んな人がいるもんだ!!と改めて感動。

同じ物をみても、きっとその人によって受け取り方や感銘の受け方は随分と違うのでしょう。


新しい世界感を堪能させて頂きました。