なんとなく
夕方家に向かって電車にのっていたら、
乗り換えるのが嫌になった、、、
家路へ急ぐ疲れた人達でごったがえす駅に降りたくなくなったのだ:-)
でも、このままこの電車に乗っていても家には着かない、、、
どこか近くの駅で降りてみよう!と、路線図をみて、それなりに近場で降りてみた。
改札で駅員さんに、いつも使う駅までの道を訪ねたところ、
ここからじゃぁ歩いて4、50分はかかりますよ(-_-;)女の人ならもっとかかるね、、、駅前にタクシーが止まってるよ。
と教えてもらった。
思ったより近いじゃん!
と、この暑い中、ひたすら教わった方角に歩く。
私は方向音痴さでは誰にも負けない!と自負する程、道に迷うのですが、鋭い野生の勘も?持ち合わせているため、
その方向に歩き始めたのに、なんで到着できるの!?
と驚かれるほど、時間はかかるが、目的地には着く特技もある。
そこで、今日も初めての道をワクワクしながら歩いてみた。
今にも降りだしそうな、雨を孕んだ夏の夜は、いつもより空気がネットリと重い。
きつすぎる甘い花の香りや、木々の樹液の香りがまとわりついてくる。
でも、こんな夜に家々の明かりを頼りに暗い路地を歩くのは、嫌いじゃない。
殊更のんびりと、あっちにふらふら、こっちにフラフラ、、、明るいときとは違った表情を見せる人のいない公園や、小さな神社を覗いては勘を頼りに歩く。
思った通り、こんな夜はいたる処で猫と会う。
彼等は風のないこんな夜、とっときの涼しい場所を見付けて、のんびり、でもしっかりと眼を光らせながらたたずんでいるのだ。
そんな猫さんたちに挨拶をしたり、一緒に隙間風を楽しんだりしてたら、たくさん蚊にくわれた(私の実家では蚊に刺されたことをこう言う。ちなみに食べられたとはいいません。余談ですが、蜂には普通に刺されたといいます。不思議)
そうこうしてる間に、なんとなく見覚えのある道が!
なるほど!ここにでるのね!じゃ帰りに買い物をして帰ろう!
といつもお世話になっているスーパーへ寄り道して、夕飯の材料を買って帰りました。
雨のせいか、七時すぎにはすっかり日がくれていたことに気付き、
秋がひっそりと、でも、もうそこまで来ているんだなぁと、夏が大好きな私は切なくなりました。
でも、秋には秋の楽しみ方があるよね?
と、まっさきに目に入った葡萄を買って帰りました(笑)